さくらこルーム

子育て・食物アレルギー・暮らしに役立つ情報を

大学受験の親目線の年間スケジュール【私立大・国公立大学受験まで】

初めての大学受験はいつ何をすれば良いのか戸惑うものです。

子供にはなるべく勉強に集中してもらいたかったので、雑務はできるだけ親の私がやりました。

この記事では親目線で知っておいた方がよいスケジュールと親がやるとスムーズなことを書きだしました。

うっかりしていて受験できない・・・なんてことのないよう親も大体のスケジュールを把握して準備していきましょう。

大学受験の親目線での年間スケジュールです。

一般受験の私立大学と国公立大学後期試験まで受験するパターンのスケジュールです。

 

年間スケジュール 高校3年生

  • 4月 大学の学校パンフレット資料請求 
  • 9月 共通テスト出願
  • 11月~12月 入学試験要項確認 私立大学併願校決定 
  • 12月下旬~1月下旬 私立大学出願
  • 1月中旬 共通テスト試験日
  • 1月下旬 国公立大学出願
  • 2月上旬 私立大学試験
  • 2月中旬 私立大学合格発表
  • 2月下旬 私立大学入学金払込〆切
  •  〃    国公立大学前期日程試験
  • 3月上旬 国公立大学前期日程合格発表
  •  〃    私立大学授業料払込〆切または延長手続き
  • 3月中旬 国公立大学後期日程試験
  •  〃    国公立大学前期日程入学手続き〆切
  • 3月下旬 国公立大学後期日程合格発表
  •  〃    国公立大学後期日程入学手続き〆切
  •  〃    私立大学授業料返還請求または延長締切日
  • 合格後~入学式まで 生協加入、パソコン購入、スーツ一式購入
  • 4月上旬 大学入学式

その他:ホテル予約、物件探し

親が関わる大まかなスケジュールは以上です。親がやるとスムーズなことをひとつひとつ詳しく紹介していきます。

 

4月 大学の学校パンフレット資料請求

「スタディサプリ進路」で気になる大学をかたっぱしから資料請求しました。

高校から大学資料請求のための資料を配られますし、ネットからでも資料請求できます。本来は子供本人が資料請求するのですが、子どもの名前で私が資料請求しました。

私立大学は大体無料で資料請求できますが、一部有料の大学や対応していない大学があります。

国公立大学は有料のところが多いです。

入学試験要項は10月~11月ごろに出来上がるところが多いです。一度資料請求した大学からは自動的に送られてくることもありますが、送られてこないこともあるので11月ごろにまた要確認です。

スタディサプリ進路➡大学・専門学校の資料・パンフ・願書請求なら【スタディサプリ進路】

 

9月 共通テスト出願

共通テストの出願案内が高校経由で配られます。

親がすることは受験案内についている「払込書」を使用して検定料を支払うことです。

「ゆうちょ銀行」または「払込書面記載の銀行」の窓口での支払いが必須なので親が手続きすることになります。

払込書は4種類用意されていますが自分の受ける検定料にあった払込書で払い込みます。

2023年度のうちの場合の検定料は3教科以上・成績通知希望で18,800円でした。

ゆうちょ銀行以外で払い込む場合は、振込先欄に指定振込先の銀行名、支店名、口座番号を記入します。

私はこの振込先の記入がよくわからなかったので銀行の窓口で聞いてから書きました。

検定料を支払ったら払込書の「検定料受付証明書」を出願票に貼り付けます。

あとは出願票を書いて学校に提出します。

証明写真は学校で撮影したものを購入していました。

成績通知希望にしましたが、共通テストの成績は試験後の4月上旬ごろにおくられてきます。それまでは自己採点で判断します。

大学入学後の忘れた頃に共通テストの成績表が送られてくるのであまり意味がありません。

せいぜい、自己採点と合っているか確認するぐらいでした。

 

11月~12月 入学試験要項確認 私立大学併願校決定 

入学試験要項が出揃う時期なので、希望の大学の入学試験要項がまだ届いていない場合は資料請求しましょう。

国公立大学は冊子の入学試験要項ではなくホームページからダウンロードという場合が多いです。大学のホームページで確認しましょう。

国公立志望であっても浪人したくないのであれば私立大学の受験校を11月ごろまでに絞っていきます。

うちの場合は挑戦校、実力校、安全校の3大学に絞りました。

受験方式はややこしいので入学試験要項を大学ごとに確認します。

共通テストの結果をみてから出願できる大学と結果を見る前に出願しなければならない大学があります。

入学試験要項で「方式」「出願締切日」「受験日」「合格発表日」「入学金納付締切日」「授業料締切日」「検定料」をよく確認してある程度のスケジュールを組みます。

日程が重ならないようにあまりに連続で受験にならないように調整します。

ホントにややこしいし、締切日などは覚えられないので受験日程や手続きなどの〆切をまとめておくと便利です。

学校や塾などでも日程表を書きますが、わかりにくかったので自分でわかりやすいようにこんな感じで必要なことをA4用紙1枚にまとめて作りました。↓

 

12月下旬~1月下旬 私立大学出願

12月下旬ごろまでに私立大学出願に必要なものをあらかじめ用意しておきましょう。

【必要なもの】

プリンターの使える環境

メールアドレス

調査書

角2封筒

クレジットカード

顔写真データ

大学入学共通テスト成績請求票

主体性などの経験談

プリンターの使える環境:ほとんどの大学がネット出願になります。自身で出願確認票・宛先用紙・受験票などを印刷しなければなりません。プリンタがない場合は記録媒体に保存してコンビニなどで印刷する必要があります。

メールアドレス:出願の確認メールを受信します。親のアドレスでOKです。

調査書:高校が作成するものです。うちの場合は12月下旬に高校の個人面談で私立大学の出願に何通必要かを教えて発行していただきました。

念のため多めの部数を依頼しました。

息子の高校の場合は2学期の終業式までにいただけなくて、早くに出願締め切りの大学に間に合わせるために冬休みにわざわざ学校に取りに行かなければなりませんでした。

国公立大学の出願に必要な調査書はまた国公立大学の出願締切日前にあらためて最新の調査書をいただきました。

角2封筒:市販の角型2号封筒を用意しておきます。100均などに売っています。

クレジットカード:検定料の支払いに使用します。親名義のカードでOKです。クレジットカード払い以外にコンビニ支払いやネットバンキングなど選択できる大学もあります。

顔写真データ:顔写真のデータが必要なのであらかじめスマホで何枚か撮影しておきます。上半身無帽で背景が無地のものです。この写真をそのまま学生証に使う大学があるので高校の制服ではなく私服で撮影しました。服装は白シャツに黒のセーターにしました。

証明写真は学校で撮影したものを購入しました。

大学入学共通テスト成績請求票:共通テスト利用入試に出願する場合は共通テストの受験票についている大学入学共通テスト成績請求票(私立大学・公私立短期大学用)が必要です。共通テストの受験票は高校から受けとっているはずです。

主体性などの経験談:大学によっては出願時に「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ」ことができたと感じる経験や活動についての作文を指定文字数で入力する必要があります。出願登録の前にあらかじめ入力する文章をテキストデータで作成しコピーするとスムーズです。経験談は子供に考えておいてもらいましょう。

「主体性」責任を持って自ら行動したことがあるか?

「多様性」自分とは異なる要素を持つ人の存在を認めたことがあるか?

「協働」多様な人々と一緒に何かをしたことがあるか?

といったことを意識して高校生活での経験を文章にしておきます。

この文章は参考程度に扱われ合否の判定には使用されない私立大学が多いようです。

 

以上のもの以外にも大学によって必要なものがあれば用意しておきます。入学試験要項をよく読みましょう。

 

インターネット出願の方法は入学試験要項に詳しく載っているので説明を見ながら出願を進めていきます。

 

検定料は10,000円~35,000円ほどです。3校受験で10種類程度受験すると大体20万円~30万円程度かかります。

 

インターネット出願はネット上だけで完結ではなく、最後に確認書類などを封筒で送る必要があります。

角2封筒に書類を入れ、出願締切日までに「簡易書留速達」にて郵便局の窓口から送りましょう。

 

私立大学のネット出願はとても時間のかかる作業です。親が代わりに手続きするとスムーズです。

 

1月中旬 共通テスト試験日

2024年は1月13日(土)14日(日)の予定です。

必要な持ち物はこちらの記事でチェックしましょう↓

共通テスト終了後に自己採点をして、自己採点の結果をもとに共通テスト後に出願できる私立大学の出願と国公立大学の出願校を決定します。

共通テストの自己採点結果で合否判定を出すことができます。

↑これらの判定システムを利用して出願校を選定します。

 

1月下旬 国公立大学出願

共通テストの自己採点の結果を参考にして国公立大学の出願校を決定したら出願です。

出願方法はネット出願が主流なので私立大学とほぼ同じように出願します。

前期・中期・後期ともに出願締切日は同じです。前期の結果を見てから後期の出願という訳ではありません。前期で合格した場合は後期は受験できません。必ず第一志望を前期日程で受験します。

検定料は2023年度で前期・後期各17000円で合計34000円かかりました。

前期で合格し後期を受験しなくても検定料は返還されません。

 

2月上旬 私立大学試験

私立大試験日までに受験票を確認しておきます。受験票は郵送や自身で印刷など形式は様々なので早めの確認が必要です。

 

2月中旬 私立大学合格発表

ネットで合否を確認します。大学内で掲示はなくネット確認のみの大学がほとんどです。

 

2月下旬 私立大学入学金払込〆切

入学希望の私立大学に入学金を払います。

合格者に大学から送られてくる郵便物に手続き用紙が入っていたり、ネットで手続きの場合があります。

入学金は20万円程度です。一度納入したら返還されません。

 

2月下旬  国公立大学前期日程試験

3月上旬 国公立大学前期日程合格発表

3月上旬 私立大学授業料払込〆切または延長手続き

私立大学の授業料などの手続き期限が前期日程の合格発表後にあります。

前期日程で国公立大学に合格した場合は私立大学に授業料を払う必要はありません。

前期日程で国公立大学に不合格だった場合は、後期日程を受験する予定の方でも授業料を払う必要があります。

大学によって締切日までに一旦納入して3月末までは返還可能というところと期限までに手続きをして後期試験の合否発表後まで納入期限を延長できるところがあります。

入学試験要項に記載してあるので事前に確認しておきましょう。

 

3月中旬 国公立大学後期日程試験

3月中旬    国公立大学前期日程入学手続き〆切

大学から送られてくる郵便物に手続き用紙が入っていたり、ネットで手続きの場合があります。

入学金は28万円程です。一度納入したら返還されません。

大学入学手続き後は入学準備ガイダンスなど開催されます。大学のホームページや郵便物などを確認しましょう。

 

3月下旬 国公立大学後期日程合格発表

3月下旬 国公立大学後期日程入学手続き〆切

3月下旬 私立大学授業料返還請求

国公立大学の後期日程に合格した場合は私立大学に納入した授業料の返還請求ができます。期日までに忘れずに手続きしましょう。

 

合格後~入学式まで 生協加入、パソコン購入、スーツ一式購入

生協加入:入学までに大学生協に加入します。教科書購入などに必要なので生協には加入しましょう。

パソコン購入:入学までにパソコンの準備をします。大学が指定する条件にあったノートパソコンを購入します。大学生協に条件のあったものが売っているので、よくわからなければ生協のもので良いです。

生協のパソコンは4年間の保証や修理や相談の窓口が大学生協内など便利です。

うちは生協でパソコンとiPadを購入しました。最近は手書きのノートの代わりにタブレットを使用する学生が増えています。

入学式用スーツ一式購入:大学合格後なるべく早く入学式に着用するスーツを購入しましょう。洋服の青山やAOKIなどで一式そろえることができます。就職活動にも使える黒のスーツを購入しておくと便利です。

4月上旬 大学入学式

大学により入学式の日程は異なりますが大体4月の1週目に行われます。

 

その他やること

物件探し:物件は普通契約するとすぐに家賃が発生します。合格発表まで予約できるという物件もあるのでそういった物件を利用するのも手です。うちの場合は私立大学は下宿予定だったのですが、後期試験発表後まで待ってくれる物件はなかったので後期試験発表後に探そうと思っていました。結局、前期日程で受かったので本格的な物件探しはしていません。

ただ後期日程が不合格になってからの物件探し、引越しなどはかなりタイトなスケジュールなので情報収集だけは1月ごろからしていました。

ホテル予約:遠方で受験する場合はホテルの予約が必要です。

 

さいごに

大学受験では本当にやることがたくさんあって戸惑うことが多いです。支払いも多いですし、子供だけにはとても任せておけません。あらかじめこんなことをするのだぁと覚えておくだけでも随分と助かります。子供が勉強に集中できるよう親もサポートしていきましょう。