わが家の長男は公立中学に通う中学3年生。受験生です。
私の住んでいる愛知県では2月上旬に私立高校の一般試験があります。
長男は公立高校が第一志望ですが、私立高校も受験します。
私立高校の試験日も近づいてきたので過去問に取り組んだらまさかの号泣。
受験生が抱える不安があふれだしてしまいました。
そしてそこから気を取り直すまでと私からの応援メッセージを紹介したいと思います。
私立高校の過去問を取り組みまさかの号泣!と長男のスランプ
私立高校は受験する高校によって問題傾向が大きく異なるため、一度くらいは過去問を一通り解いておいた方がいいかなと思います。
なので、受験する高校の過去問を購入しました。
できるだけ本番に近いものをと思いプリント形式になっているものを購入しました。
問題集が届いたのでさっそく「本番のように時間をはかってやってみたら?」と提案し、やる教科も受験通り「国語」から始めました。
長男が過去問を解いている間に私はスーパーに買い物に出かけ、帰ってくると・・・。
長男は顔を真っ赤にして泣いていました。
え?何があったの???
「どうしたの?」
と聞くと、
「国語の問題全然わからない・・・ヒックッ・・わからなすぎて答えを見てみたら、12問やって2問しかあってなかった・・・もうだめだ・・・こんな問題見たことない・・・もう僕はだめだぁ・・・どこも受からないよ・・・ヒックッ・・・」
と絶望していました。国語の問題は途中で投げ出してしまい、ひたすら泣いていたようです。
長男がここまで泣くのには他にも訳がありまして、塾で受けた最近の模試がとても悪かったのです。
今まで模試の成績は順調に上がり続けていたのですが、今回はあまりできなくて第一志望の公立高校の判定が前回のAA判定(合格率96%)から、B判定(合格率70%)まで落ちてしまったのです。
合格率70%もあれば良い方かと思うかもしれませんが、長男は副教科の内申点があまりよくありません。第一志望の公立高校を受験する子の中では今のところ内申点が低い方になってしまいます。内申点も重要視される公立高校の試験では当日の学力試験の出来次第で合否が大きく左右されます。
そして、先日行われた中学校での学年末テストでは数学をやらかしてしまったようで、このところ思うように点数がとれないと自信を喪失していました。
長男は基礎的な問題はケアレスミスも少ないので割と強いのですが、応用問題が多く出されると途端に偏差値が下がってしまいます。
私立高校の試験問題は割と難しい問題が出る傾向にあります。
長男は塾でも私立用の模試を受けたことがあるのですが、その問題よりも実際の過去問がかなり難しく解いてみてとてもびっくりしてしまったようです。
長男は特に国語が苦手なので、他の教科も解いてみたら?と言ってみましたが、心が乱れすぎてしまってとても他の教科に取り組む気分にはなれないようでした。
他の教科もこんなに難しかったら・・・と怖くなってしまったようです。
長男はどこも受からなかったらどうしよう・・・と気にしていたので、
「どこも受からなくても大丈夫!何とかなるから絶対!希望の高校に受からなくても人生終わりじゃないからそんなに絶望しなくても大丈夫、大丈夫」と励ましてみました。
このところの私は長男を見る度に’’そんなんじゃ第一志望の高校に受からないよ!!’’とプレッシャーをかけすぎていたのかもしれません。
長男は
「ほんと?・・・何とかなるかな・・・落ちても大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫!別に落ちるのはしょうがないから。ママだって受かるって言われてたところ落ちたし。実力あっても落ちることあるし。そんなもんだよ私立高校の試験は。長男が難しと思う問題なら、他の子にとってだって難しい問題に決まってるからできなくても大丈夫だよ。だからってもうダメだ・・・って諦めちゃったら後悔すると思うけどね。」
こんなことを話して励ましているうちに、長男は少しずつ落ち着きを取り戻してきました。
しばらくしてから、他の教科にも取り組んでみようという気にもなり、とりあえず次の教科の数学は時間はあまり気にせずに合っているか答えを確認しながらすすめてみました。
すると・・・数学は時間は少しオーバーしましたが、90%以上の正解率でした。
そして、他の教科も80%ぐらいの正解率。
国語だけが壊滅的に悪かっただけでした。
過去問をやってみて
長男は国語で思いっきり動揺してしまい、あとの教科は受けれないほどになってしまいました。
かといって過去問は自信をなくすからやらない方がよいかというとそういう訳ではありません。
過去問で一旦は自信喪失しましたが、やっておいてよかったです。
私立高校の問題では難しい問題が出るということもわかったし、落ち着いて解けば他の教科で挽回することもできるということもわかりました。
怖いのはしょっぱなの苦手な国語でしくじって他の教科まで引きずられて力を出し切れないことです。
一度、過去問を経験し、今回のように派手に失敗することによって長男は本番で動揺せずに済みそうで良かったと言っています。
長男が受けた国語の過去問はそんなに他の子にとっても難しかったのかどうかネットで過去の受験の口コミを検索したら、昨年の国語は難しかったという意見が何件か見つかりました。
それを長男に伝えると少し安心したようでした。
親から子供への応援メッセージ
長男が不安になっているこのタイミングで塾の先生から子供へ応援メッセージを送って欲しいというメールが届きました。
応援メッセージをメールで送信しておけば、塾の先生が模試の結果を伝えて勉強の仕方をアドバイスしてくれる時にサプライズとして親からのメッセージカードを渡してくれるというのです。
どんな内容にしようか随分迷いました。
受験生にこの時期どんな言葉をかければよいのか・・・あらたまって考えてみると難しいです。
長男の中学校の校長先生とPTAの関係でたまたま直接お話する機会があったので、相談したところ、「応援しているよ」とかのメッセージがやはり心強いのではないかとアドバイスいただきました。
「頑張れ」は昨今微妙なことばですよね。頑張っている人に頑張れは余計なプレッシャーをかけるとか、追い詰めるとか。
この「頑張れ」はどうしようか迷ったのですが、やっぱり頑張って欲しいというのが本音。応援メッセージなので応援したいので迷いましたが使いました。
私が長男へおくった応援メッセージは
長男ちゃんへ
受験まであと少し、悔いの残らないよう頑張って!
長男ちゃんなら大丈夫。
どんな時もずっと応援しているからね。
ママより
号泣事件があった次の日に塾で模試の結果とともに、私からのメッセージを受け取って帰ってきました。
長男には私のメッセージが心に響いたようでとても喜んでくれていました。
「ママからメッセージもらってすごく感動したから、勉強頑張る。ありがとう。」と言って、メッセージカードは勉強机のデスクマットに挟んでくれました。
さいごに
このところ順調に成績は上がってきて、実力もついてきたかなぁと思っていたところで長男は急に思うように点数がとれなくなり自信喪失していました。
かといってものすごく必死に勉強するわけでもなく家ではスマホでゲームをしたり、休憩がやたら多かったりとそんなに落ち込んでいるようにも見えなかったので、私もきつくあたってしまうことが多くありました。
過去問をやってみて、今までの思いがあふれて泣き出した時には、色々と不安が募っていたのだなと私も気づくことができました。
受験生のナーバスな心を受け止めることができず、私が焦ってきつくあたっていたことを反省しました。
メッセージをおくることによって応援していることを形であらわすことができたので、塾の先生には感謝です。
本当に良いタイミングで伝えることができ、長男の気持ちにも変化がありました。
長男には頑張ってもらいつつ、私も応援しているよということ伝えていきたいです。
【追記・後日談】長男が過去問の国語を解いて号泣していた私立高校には無事合格できました。合格したことで自信がつき、公立高校に合格して現在は公立高校に通っています。