こんにちは、さくらこです。
二男は小学1年生、この4月からサッカー教室に通っています。厳密には年長さんからサッカー自体は習っていたのですが、4月から別のサッカー教室に移りました。
サッカースクールを移って1か月、5月のGW明けから急にサッカーに行くのを渋りだしました。
今回はそのことについて私が思うことや経過を書いています。
※注意※ 個人的な自分本位の考えです・・・というか愚痴です。解決もしてないです。次回に続く予定。しかも長文です。愚痴がお嫌いな方は読まないでください。
何もできない私 何も言わない二男
私はこういう時いつも何もできず、イラつき、本当にダメな母親だなぁと落ち込みます。
子供に「お腹が痛い・・・」と言われると、私は「またか・・・」と思ってしまいます。
本当にお腹が痛いのか、精神的なものなのか
うちの場合は何かの病気でお腹が痛いということがないわけではありませんが、圧倒的に精神的なものの方が多いです。
幼稚園に行きたくないはかなり長期間続いて、進級するたびに行き渋る。暗い顔をされる。小学校は今のところ行きたくないとは言いませんが、いつ言い出すかと・・・そして今回のサッカースクールに行きたくない。
私は子供が行きたくない病にかかった時のうまい対処の方法がわかりません。
行きたくないを何度も経験しているのに、うまく解決できませんし、子供の嫌な気分に引きずられ自分も嫌な気持ちになり、お腹が痛いと言い出す子供にイラついてしまいます。
行きたくないと言う子供に理由をうまく聞き出すこともできないし、行くことが楽しくなるように気分を盛り上げることもうまくできません。
二男はサッカーは自分からやりたいと言いました。
行きたくないとなってほしくないから、4月から通う前に体験レッスンに数回行き、本人も納得して始めたはずです。
幼稚園からそのスクールに通っている子がほとんどですが、小学校がいっしょの仲の良いお友達もいるので、寂しいわけでもなさそうです。
みんな上手いのですが、二男が特別練習についていけていないということはないと思っていました。
二男と同じように4月から始めた子もいます。これから練習していけば、慣れていくと思っていました。
そして、4月は楽しく通っているようにみえました。
二男が行き渋りを始める前の最後のレッスンは練習試合でした。練習試合が終わった後も楽しそうにしていたし、何がきっかけで突然嫌になったのかわかりません。
"行きたくないと言い出したら、否定せずに、理由を聞いてみましょう"
習い事に行きたくないと言い出した時の代表的な対処法です。
二男は何かあっても理由は話してくれません。
いつも黙ってしまいます。
お腹が痛いや明らかに不満そうな顔をしていたり、ため息をついたり、そして、ついには泣き出します。
理由を言ってくれないことに、まずイラっときてしまいます。
またか・・・話してくれないことは予想できてしまうのでそれでイラついてしまいます。
どうせ聞いても答えないんでしょ?
イラっときていて顔が怒っているから、二男も理由を話す気になれないのかもしれません。
しかし、気を取り直して笑顔で聞いてみても、内緒話で聞き出そうとしても、二男は理由を言ってくれません。
ずーっと黙っているばかり。ホントにずっと沈黙なのです。
ますますイラっときてしまいます。
仕方がないので私が理由を色々と言ってみるのですが、どれも首を振るばかり。
理由を言ってくれないと解決しようがないではないかっ!
このままでは、
「いいから理由を言えっ!!」
と切れてしまいそうで、私の方が根負けして何も言えなくなり、その話題をやめるしかありません。
サッカーに関しては、まだ始めたばかりなのに?道具をそろえたばかりなのに?月謝を払っているのだから行かなきゃもったいないなどお金のことや世間体を気にしてさらにイラっときているのかもしれません。
こんなことで悩むなら、いっそ習い事なんてさせない方が気がラクかもしれない。
今回は休ませ方がいい?でも、このまま行かなくなるかもしれない・・・
強引に行かせた方がいい?余計に嫌いになってしまうかもしれない・・・
行きたくないのだからやめさせれば良いのでは?無理やりやっても仕方がないし。
やりたくないからやめればいい・・・でも、あまりにも安易にそうしてしまうと、このまま何も続けられない子になってしまうのでは?
過去には楽しくやれていたのに、突然嫌いになって理由もよくわからないまま辞めさせてもいいものか?
何か理由があって解決できるようなことならば、解決してあげたい。
少し嫌なことがあったぐらいですぐに投げ出すような子にはなってほしくない。
いろんなことが頭をうずまきます。
一体どうすればいいのだろう・・・どうすることが正解なのだろうか・・・。
いまだによくわかりません。
少なくとも私のように子供に対していらついていては解決できないのはわかります。
そして、私も胃が痛くなります。
サッカー行きたくないの始まりから途中経過
お腹が痛い
GWはサッカースクールはお休みだったので、約10日ぶりのサッカースクール。
サッカー練習日当日、「サッカー行くよ~」と私が言うと、二男は「お腹がちょっと痛い」と言い出しました。
帰宅しておやつを食べながら「お腹が痛い・・・」と言われても説得力がありません。
でも、サッカーには行きたくない様子。
他に理由があるのかと思い、聞き出そうと思って聞いてみましたが、理由は何も言ってくれません。
できれば本人の口から理由を聞きたいのですが、ずーっとだんまりです。
あれこれ私が思いついた理由を言って聞いてみたのですが、どれも首をふるばかり。
私はまたか・・・と思い、理由を聞き出すのをあきらめていました。
途中、長男が帰ってきて「あれ~?サッカー行かないの?なんで?」と長男も聞いてくれましたが、ずーっとだんまりです。
仕方がないので、その日は休みました。
「次のサッカーは行ける?」と聞くと、「うん」と二男は答えました。休むと決まったら、元気になりましたが、ちょっと疲れているのかなと思い、その日は早めに寝かせました。
次のサッカーの日
次のサッカーは行くと約束していたので、行くとは言いましたが、ユニフォームに着替えるのもギリギリで、行くとなるとため息をついたりするので、もう一度、
「何か嫌なことでもあった?」と聞くと、首を振るだけ。何を聞いても首を横に振るだけで、理由はよくわかりません。
聞いてもどうせ答えないだろうというあきらめと、これ以上話すと私が切れそうという判断から、あまり話はせずとりあえずサッカーに連れていきました。
一応、浮かない顔はしていたものの出かけることはできました。
しかしサッカースクールに到着した途端、泣き出しました。
「練習したくない、サッカー嫌い」と言って、車から降りようとしません。
かたくなに降りようとしないのですが、コーチに相談するにも、車内に二男をおいていくこともできないので、
「車の中で待ってると熱くなって死んじゃうから、サッカーはしなくていいからとりあえず車から降りて」と言って二男を車の外に出して、コーチに相談しに行きました。
コーチの対応
二男が通っているサッカースクールは夫婦でコーチをしています。
奥さんの方のコーチに相談してみました。コーチに相談すると、二男と話をしてくれました。
コーチはまずはサッカーと関係のない話をしました。
「今日は学校で何の授業があったの?」とコーチ。
サッカーと関係のないことなので、二男は
「えっと、図工と生活と・・・」と答えました。
「図工は何やったの~?」とコーチ。しばらく関係のない話をして、二男は少しですが、話をしていました。
ちょっと二男がほぐれてきたところで、
「ここに来るとき、ドキドキしちゃったかな?そのドキドキしちゃった理由をコーチに教えてほしいな?」
と優しく聞いてくれました。
(あぁ、こうやって聞けばいいのかぁ。私も頑張ってこうやって聞くようにしよう)
しかし、コーチに何を聞かれても、二男はやっぱり黙ってしまって何もいいません。
「できれば、二男くんの口から聞きたいな?」とコーチは言いましたが、かたくなに話さない二男。コーチと二人っきりになって話すのも拒む二男。
「お母さんには、二男君は理由を話しますか?」とコーチに聞かれ、
「私にも話さないんです、ただここに着いた時には練習したくない、サッカー嫌いと言っていました・・・」と少し事情を説明しました。
コーチは
「じゃぁ、5回だけボールを蹴って今日はさよならしよう」と言って、二男と二人でサッカーをしました。
ボールを5回蹴るのはできました。
その時、「次のサッカーもコーチいるから来てね」とコーチと約束していました。
そしてサッカースクールにはその日は参加せずに、帰宅しました。
帰りの車の中ではだいぶ声は明るく、次はサッカー行くと言っていました。
その次のサッカー
コーチと約束したので、一応行きましたが、やっぱり行く前からあまり行きたくない様子。
到着すると前回同様、やりたくないと泣き出しました。
サッカーはやらなくてもいいからと車からはおろしました。
同じ小学校の友達がいるので、声をかけてくれましたが、一緒に行く気にもならない二男。
コーチがまた来てくれて、
「じゃぁ、今日は最初のお茶休憩までやってみようか、最初は遊びだけだから大丈夫だよ」と誘ってくれましたが、やりたくないと座り込んで動きません。
コーチは他の子の練習のためにその場からは行ってしまったので、しばらくその場で見学していました。
しばらくして別の補助のコーチが二男を呼びにきてくれました。しかし、座り込んで動こうとしない二男。
補助のコーチはあきらめてしまいました。
救世主あらわる!
お茶休憩になりコーチは忙しそうだったので、代わりにコーチの息子くん(小1)と小2の男の子が二男を呼びにきてくれました。
「二男~、サッカーやらないの?」「やろうよ~」とコーチの息子くん。
何も言わずに首を振る二男。
「え~?なんでやらないの?」何も答えない二男なので、私に聞いてくる息子くん。
「う~ん、わかならいけど、練習したくないみたい」と答えた私。
「え~、なんで?この前までむっちゃ元気に練習してたじゃん。楽しいじゃん、上手くなるしさ」
お茶休憩といってもほんの短い時間なので、すぐに練習再開。
コーチが遠くから
「息子~、二男を連れてきて~」と呼びました。
「行こ、行こ」
とコーチの息子くんは言って、座りこんで嫌がっている二男を小2の男の子と抱きかかえて皆のところまで連れていってくれました。
二男は嫌だ~と泣きながら連れていかれました。
嫌がる二男を連れていくときにコーチの息子くんは、
「お母さんがいるとよくないから、いない方がいいと思うよ」
とアドバイスしてくれたので、私もあわてて
「わかった、見えないところに行くね」とその場を去ることにしました。
なんてたくましくて頼もしいコーチの息子くん、そして的確なアドバイス、同じ小1とは思えないなぁ…。まさに救世主でした。
私は車の中からこっそり二男の様子をうかがうことにしました。
二男の様子
最初は1年生の練習には混ざらずに、コーチにフォローされながら3年生の練習に混ぜてもらっていました。
テニスボールを蹴ってゴールの上まで飛ばしたり、テニスボールをドリブルしたりのお遊び的なものを3年生のお兄さんたちと一緒にやっていました。
そして、しばらくして1年生の練習に合流していました。
遠くから見ていたので表情までは見えなかったのですが、ボールを蹴ったり思いっきり走ったりはすぐにしていました。
そしてお友達に声をかけたりもできるようになっているようでした。
途中でお茶休憩が何度かありましたが、お茶を飲んだらすぐに練習に戻って私を探している様子もありませんでした。
練習が始まって20分ぐらいしてから練習に参加して、その後は最後まで参加することができました。
練習が終わって私のもとに来た二男はすっかり元気になっていました。
「練習できたよ」と照れ臭そうに言っていました。
コーチにも「最後までできたじゃ~ん」と褒められ、
「途中から声も出てきて、いつもの二男くんになってきていましたよ」と教えていただきました。
そして、「また行きたくないと言ったら、『コーチに会いにいこう』と言ってみてください。無理強いするようなことはしませんので、とにかく連れてきてみてください。不安を取り除けるように気をつけていきたいと思っています。」と言っていただきました。
私は涙目。こんな時に泣いちゃダメと必死にこらえました。
何か少しだけ肩の荷が降りたような気がして、泣けてきちゃうんです。
いつもなら練習が終わったらお友達としばらく遊んでから帰るのですが、その日は遊ばなくていいと言うので、そのまま帰りました。
まだ本調子ではないようです。
家に帰ってきてから
「これからサッカー行くよ」
と言っていました。
サッカーは楽しくやれていたし、二男はサッカーにこれからは行くと言っていたので
行きたくない問題は解決したかに思えました。
しかし、まだこの問題は解決するには時間がかかります。
次のサッカーの時もサッカーに行きたくないとなりました。問題は現在も進行形です。長くなってしまったので、また次の機会で経過を報告したいと思います。
最後までおつきあいありがとうございました。