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親から子供への手紙~小学校最後の道徳の授業参観で涙~手紙の書き方ヒント

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長男の小学6年生の時の最後の授業参観の前に親から子供への手紙を書くことになりました。

親から子供への手紙なんて、なかなか書く機会がなくてどうかいたらよいか迷うと思います。

私が書いた時の様子や書き方のヒント、実際の手紙とその後の授業参観の様子を紹介したいと思います。

 

親から子供への手紙のお知らせ

長男の小学校最後の授業参観の何日か前に学校から大きな茶封筒をもらってきました。

中を見てみると封筒と便箋と連絡用のプリントが入っていて、そこには

「最後の授業参観は道徳の時間にします。そして、最後に子どもたちにサプライズで保護者の方からの手紙を渡したいのでお子さんへお手紙を書いてください。」

というような主旨のことが書いてありました。

えっ、子供へ手紙?書いたことない~、何を書けばいいんだろう、大変だな~と思ってしまいました。

子供への手紙を書く

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何を書いてよいのかわかりませんでしが、プリントには「お子さんが生まれてきた時のこと」「お子さんの成長」「これからどうなってほしいか」など自由に書いてくださいとありました。

そして、「お子様以外に手紙は見ません」ともありました。

ふぅ~、ひと安心、誰かに見られたり発表されたりしたら恥ずかしい。

どうやって書けばいいんだろう、何を書けばいいんだろうと思っていましたが、考えていたら色々と書きたいことが浮かんできて、便箋3枚になってしまいました。

完成までには2時間ぐらいかかったと思います。

サプライズなので子供には内緒でまた大きな茶封筒に手紙を戻し、子供に提出してもらいました。

手紙の書き方のヒント

子供への手紙をどうやって書けばよいのかわかならい、何を書けばいいんだろう、と思う方も多いと思います。私もそうでした。

ネットで調べれば書き方や例文などがすぐに調べれますが、まずは自分の言葉で書くことをおすすめします。

例文を読んでしまうと、その例文を真似した文章になってしまいます。

できれば、自分の言葉で伝えたいですよね。

その方がお子さんの心に響くと思います。

採点されるわけでもないし、人に見せるわけでもないので、まずは自分の言葉で完成させてから、その後参考程度に例文を見ればよいと思います。

書き方のヒントとしては、「生まれる前、生まれてからの事」「成長したこと」「これからについての親御さんの思い」などのエピソードや気持ちを書き出していって、まとめると良いと思います。

私が実際に長男に宛てた手紙を掲載しておきます。ご自分でまず手紙を書いてみてから、参考にしてみてください。↓

授業参観当日

授業参観は発表形式になっていて、子供たち全員が前にいて、椅子がならべてあり保護者が見るという感じになっていました。

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出席番号順に子どもたちが作文を読んでくれました。

内容は何についてでも良かったらしく、「友達について」「将来の夢」「家族について」「小学校でがんばったこと」など様々でした。

長男は「友達について」書いていました。

息子の作文に涙する・・・ということはなく、小学校6年生になるとみんなしっかりとした文章を書くなと成長に感心して聞いていました。

クラスの中で一人交通事故で大けがをした子がいて、その子が両親への感謝の作文を読んだ時には、私はじめ他のママさんたちもこの時に涙腺がゆるんでいました。

全員の作文の発表が終わり、代表の子供が「みなさんに感謝の歌を全員で歌います」と言い始めたところで、担任の先生が横から出てきて、

「と、その前に、みんなにサプライズがあります。みんなの親御さんから手紙をあずかってきたので、今から渡しますね。」と言って、ひとりひとりに手紙を配り始めました。

全員に配り終えたところで、「じゃぁ、読んでください」と一斉にみんな読み始めました。

長男の様子

あ、こんな目の前で読むんだ・・・と思って、ちょっと恥ずかしいなと思いながら長男の様子を見ていました。

長男は手紙を読み始めてすぐに、眼鏡をはずして涙をぬぐっていました。読み進めていくうちにどんどん泣きが激しくなる長男。

そして、もうこれ以上は読めないといった感じで、最後まで読まないうちに便箋を封筒にしまってしまいました。

あらら、最後まで読んでくれないの?と思いましたが、長男が泣いているのを見て、私も泣けてきてしまいました。

みんなが手紙を読み終えたころで、「では、感謝の歌を歌いましょう」となり、みんな泣きながら一生懸命に歌を歌ってくれました。

その姿を見て、ママさんたちみんな号泣でした。

歌が終わり、先生のはからいで「みなさん最後なので記念撮影していいですよ」となったので、子供たちと話をしつつ、スマホで子供たちの写真撮影会となりました。

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知り合いのママさん何人かに「長男くんがすごく泣くから~、つられて私も泣いちゃったよ~」と声をかけられました。

そうなんです。長男は誰よりも泣いていました。

他に泣いている子もたくさんいましたが、長男は一番前の列にいて、しかも男の子で泣いている子は少な目だったので目立っていました。

長男は「こんなのずるいよ~」「絶対泣けちゃうもん、最後までなんて読めないよ~」と言っていました。

手紙は今読むとかなり泣けてしまうので、家に帰ってきてから、みんなのいないところでこっそり最後まで読んでくれました。

さいごに

最後の授業参観で子供に手紙を書くといういい機会をもらったと思っています。

正直、最初は手紙を書くのはちょっと面倒だなと思ったりもしました。

忙しくて負担に思う方もいると思うのですが、私のように便箋3枚でなくても、短い文章でも子供に思いは伝わると思います。

そして、私ににとっても子供にとっても忘れられない感動的な授業参観になりました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。